今回展示している版画作品は、全て、今年の春制作したもの。最新作です。
前回、制作させていただいた工房はクローズしてしまったので、別の工房での制作ですが、やはり、銅板の版作り(エッチング他、効果を出すさまざまな技法について)と摺る工程は、その工房のご主人の手助けを頂いての制作です。(samiro.net の雑記帳 6月9日)
ドライポイントの版の制作には、ニードルで銅板に線を彫っていくのが、思いのほか力が要り、力加減が思うようにいかず、予定外のところにニードルがすべってしまった、とか、円を彫るのに、ともかく、ニードルの先に集中し夢中で線を彫っていたら、出発点からずれてしまった、とか、いろいろ予期せぬことがあったようですが、それらがまた、柚木らしい画像を作り出していると思います。
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