デパートの食品売り場に行ったら、クリスマスの時くらいに混んでいて「何だろう?」と思ったらバレンタインデーでした。それくらい、私には、縁のないものですが、そう言えば、長女もなにやらごそごそ普段は絶対立ち入らない台所で何かを作っていました。皆さんは、いかがでしたか?
フィンランドのバレンタインは? ということで、わ のフィンランドの絵本に紹介文を書いてくださったいるメンバーの1人の永井涼子さんが、文章を寄せてくださいましたので、ご紹介します。
今日はバレンタインデーですね。
日本ではチョコレートで愛を告白する、または会社などで義理チョコなるものを配る日というイメージが定着しています。私はチョコに目がないので、男の子はチョコがもらえていいなと思っていました。(色気より食い気とは・・・トホホ)
さて、ところ変わってフィンランドではバレンタインデーはどうなのか?といいますと、あまり"愛"とは関係がないようです。じつは、今日、2月14日は「友達の日Ystävänpäivä 」という名前がついていて、友情に重きがおかれている日なのです。友情も愛というカテゴリーに含まれるといえば、その通りなのですが。人々は、「友達の日」カードをクリスマスカードのように送りあうというのが、慣わしのようです。
じつはフィンランドにバレンタインデーがやってきたのは、1980年代のことでそんなに昔のことではありません。なんでもタンペレ市の「心臓協会」がバレンタインのシンボル「赤いハート」と心臓を結び付けて、心臓の健康・治療に人々の関心を向けようとキャンペーンを行ったことから始まりがあるようです。その後、フィンランド赤十字社が「友達の日」にちなんだカードをはじめて発行しました。人々がカードを買い求め、その収益でまた社会的な活動の一端を支えるということが根底にはあるのでしょう。
ちなみに今年のバレンタイン、私はカードを出し忘れてしまいました。ただ、先日友達がフィンランドから電話をくれてうれしかったので、今日は友達のことをやっぱり思う日になりそうです。(チョコも食べたいかな)。ちなみに、友達のはなしではヘルシンキはマイナス18度、寒い冬が続いているようです。白い大聖堂の広場からかけてくれました。それでは、Hyvää Ystävänpäivää! 永井涼子
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