今の季節は、暖かになったかと思うと、急に雪が降ったり、不安定で、油断がなりません。
体調を崩さないように皆様お大切に。
一番に咲く花 レスケンレフティ
最近、暖かくなってきました。かわってフィンランドでは、とくに今年は冬が冬らしいそうで、雪はまだ降り積もっています。かの地に住む友人の一人は、先週のお休みを利用して、太陽をもとめてポルトガルに旅立っていきました。
フィンランド南部では雪がとけ、花が咲き始めるのは4月頃のことです。太陽がさんさんと照り、そこから黄色いタンポポにも似た花が顔をだしはじめます。この花は、春の到来をつげる花で、それを見つけた人はいつもうれしそうです。地味な花ではありますが、長かった冬がようやく終わったとほっとさせてくれる花なのでしょう。
この花の名前はフィンランド語でleskenlehti レスケンレフティと呼ばれています。Leski(レスキ) とlehti(レフティ)二つの単語が合わさってできています。レフティは葉っぱという意味ですが、レスキはなんと、未亡人という意味です。春を告げる花がどうしてこんな名がついているのかと、はじめはびっくりしました。あくまで私の憶測なのですが、この植物の生長とどうやら関係がありそうです。この植物は花をはじめにつけ、しばらくは大地のうえには黄色い花だけをのぞかせています(葉っぱは後にでてきます)。それが女性だけがいるように見えるのかもしれないなと感じました。春が来るたびにこの名前は気になります!
永井涼子
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