震災から、早いもので一月が過ぎました。 先日、フィンランドの新聞のHPを見ていたら、けっこう早い段階でフィンランド政府も援助隊を送りたいと申し出ていたとのことでした。受け入れ国から要請があれば、すぐに駆けつけることになっていたそうです。世界各国の英知や援助をたくさんいただいて、一日も早い復興へと向かっていってほしいと願っています。 4月17日は、フィンランドでは「シュロの聖日 Palmusunnuntai」と呼ばれるキリスト教の祝祭日です。なんでも、キリストがエルサレムに到着した日に、人々が衣服にシュロの葉をつけてお迎えしたことに由来するのだそうです。また今日は、イースターからちょうど一週間前にあたります。 この日、フィンランドでは子供たちが魔女の恰好をしてご近所を練り歩き、キャンデーなどのお菓子をもらいに行きます。魔女のいでたちといっても、カラフルな長いスカート、頭には三角巾をつけ、お顔に真っ白に白粉をつけたりしているので、けっこうかわいいのでした。近年、都会などでは、魔女に変身した子供達が親とともに集会所に集まって、催しものに参加したりもしているようです。またスウェーデン語圏では、日本のどんど焼きのように大きな焚き火をたいたりもしていました。 さてさて、お菓子を貰うためには子供たちはあらかじめVitsa(ヴィッチャ)というものを作っておかなければいけません。Vitsaとは猫柳の木の枝に、色とりどりの羽や卵の飾りなどをつけてできる魔法の枝のことです。もともと、植物の枝には邪気をはらうことができるという風習があるということにちなんでいるようです。またどうして猫柳なのかというと、寒すぎるフィンランドにはシュロの木はないということと、猫柳の枝はこの時期に窓辺において置くと若葉がでてきて、それが子供たちのつけた色とりどりの飾りともあい、春を感じることができるからだと思われます。 それでは、魔法のことばを。 「Virvon varvon (ヴィルボン ヴァルボン) この一年健康でありますように、この魔法の枝をあなたに ごほうびを私に!」 永井涼子
シュロの聖日 Palmusunnuntai
2011年4月17日 23:31
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