新緑ですね
緑がきれいですね、このところ。
新緑の季節は、フィンランドでもあとひと月もすれば始まる頃です。白樺のみずみずしい黄緑色の小さな葉っぱが、生まれたての赤ちゃんみたいに輝きます。この頃は、「フィンランドって、本当に爽やかなんだわー」と、冬の長かったことも忘れてうっとりしていました。今日は、そんな時の何気ない思い出をひとつ。
6月の終わりごろ、私は友のミンナさんと彼女の叔母さん、叔母さんのだんなさんとドライブをしたことがありました。その時も、白樺の葉が太陽の光をあびて、チロチロ・キラキラとまぶしいくらいでした。
叔母さんはハンドルを握りながらも、目に入ってくる緑に魅了されていたせいか、
「おお、緑、緑、緑!」と、子供のように歓声をあげています。しかも、運転している間中ずっと・・・(運転にはそれでも支障はないようでしたが)。
私の友達は、叔母さんとは仲良しなので遠慮なく、
「そんなに何度も言わなくたっていいじゃない!」と、呆れて怒っていました。それでも叔母さんは言い続けていたように記憶しています。強い。私もじつは、心の中で「緑だ、緑だ」とウキウキしていたので、おばさんのことは何も言えません。
新緑の季節もあっと言う間に過ぎてしまうのですが、あともう少し楽しみたいですね。