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わのフィンランド > 本 Book > 絵本 > Erkki Tanttu
Viina ja humala
絵/文:Erkki Tantu
150×210mm 54頁
1995年
SKS刊
フィンランド人にとって、お酒は大切な話の種。ところが、タントゥが格言をヒントに描いた絵を眺めてみると、案外その数は多くはなく、45作品が残るのみだそうです。
この本に集められた作品は、格言を読んだだけでは「お酒」にまつわるものだとはわからないものも多々あり、タントゥの絵を通して初めてそうなのかと理解できるものもあるといいます。もちろん、格言は状況によってさまざまに理解することができるものですし、違う格言でも考え方次第で同じように意味を取ることもできるということを念頭においてご覧ください。
ここに収められた作品は、ほぼタントゥが絵を描いた年代順に並べられているそうなので、タントゥが描く技術がどのように変わって行ったのか、その変遷を追っていただくこともできます。
絵のインスピレーションの元となった格言が併記されています。格言がどこの地方のものなのか、はっきりとしているものは地方名も併せて記載されています。また、テキストは、発音されるそのままが表記されていますので、フィンランド語の方言に興味がある方も楽しめます。
(上山 美保子)