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わのフィンランド > 本 Book > 絵本 > Riikka Juvonen
絵/文:Riikka Juvonen
215×271mm 26頁
2004年
WSOY刊
太陽も水もキラキラ輝くある日、
ニーロという名前の白鳥の男の子が卵からかえりました。
「なんてかわいい子なんだろう!」ニーロのお父さんはそう言ってほほ笑み、
息子のことを誇りに思います。
しかしお母さんは、ニーロは遠くへ行ってしまうと予言します。
小さかったニーロは大きくなり、お父さんやお母さんと遊びたいのに、
二人とも他の卵を暖めているのでかまってくれません。
ニーロは一人遠くの広い海を眺めていました。そこをまるで大きな白い鳥のような
立派なヨットが走っています。それを見たニーロは、「僕はヨットの子供だったんだ」
と思いこんでしまい、「本当のお父さん」を探してヨットを追いかけます。
その途中、ひどいあらしに巻き込まれてニーロは海の中へと沈んでしまいます。
ニーロはどうなってしまうのでしょう。「本当のお父さん」は見つかるのでしょうか。
家族の大切さが伝わる暖かい一冊です。
(中村朱希)