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わのフィンランド > 本 Book > 絵本 > Leena Lumme
絵:Leena Lumme
文:Maija Larmola
213×302mm 84頁
1998年
SKS刊
フラフープが流行り、ジェームス・ディーンやエルビス・プレスリーが若者の間で旋風を巻き起こし、女性たちは、バックにまっすぐラインの入ったストッキングをはき始める。アメリカ文化が押し寄せた、そんな、フィンランドの1955年8月の終わりから1956年6月の始めまでの出来事を、当時のフィンランドで起こったストライキや大統領選挙人選挙のなどの事実を盛り込みながら首都ヘルシンキを舞台に描いた絵本です。58ページまでは、クックラ街に住む子どもたちが、おままごとで遊んだり、学校で勉強に勤しんでいる様子、若者文化の一端がレーナ・ルンメの優しいタッチで、描かれています。56ページ以降は、当時の資料を写真などで補足に用いながら、絵本の時代の市民生活の様子、流行、出来事を説明しています。当時の街全体の様子を覗きたいという方は、”Kukkuran kortteri”(「クックラ街から フィンランド・街のうつろい200年」)をご覧ください。この絵本の時代の前後(1944年と1960年)の町の様子が紹介されています。(上山 美保子)