商品情報
絵:Pija Lindenbaum
文:Astrid Lindgren
訳:LailaJarvinen
216×263mm 25頁
2003年
WSOY刊
「私だけの、かわいいお人形がほしい」。それが、貧しい農家の少女の、たったひとつの願いでした。ある夕暮れ、通りかかった見知らぬおじいさんから一粒のたねをもらった少女は、たねを畑にまいて、一生懸命水やりをします。すると、やがて土から顔を出したのは、赤い帽子をかぶった、かわいらしいお人形だったのです。 「ロッタちゃん」や「ピッピ」でおなじみのスウェーデンの作家・リンドグレーンの愛らしい短編が、はじめて絵本になりました。Pija Lindenbaumの挿し絵は、原作が発表された1959年のころの、美しい田園風景や農家の生活の様子を、よく描き出しています。スウェーデン語での原題は『Mirabell(ミラベル)』です。 (古市真由美)