商品情報
絵:Eve Tharlet
文:Brigitte Weninger
訳:Tuulikki Kaarto
220x294mm 30頁
2000年
Lasten Keskus刊
ウサギの子ども、パシはもうすぐ誕生日です。「あと何日寝たら、ぼくの誕生日になるの?」パシはお母さんウサギに尋ねます。パシは誕生日が待ち遠しくてたまりません。誕生日3日前の夜、お父さんウサギがパシら子ウサギにお話をしてあげます。子ウサギたちは大喜び。「もっとお話、して!」と願いますが、お父さんウサギは忙しいのでお話は終わり。「お話をいつもしてくれる人がいたらなあ」とパシは願います。誕生日2日前は、ひどい雨なので子ウサギたちは家の中で過ごさなくてはなりません。でも、じきに遊びにも飽きてしまいます。「新しくて、素敵な遊びを知っている人がいたらなあ」とパシは願います。その次の日はみんな誕生日パーティの準備で忙しくしています。パシにとってそれは良いことなのですが、当のパシは退屈。「ぼくのために、たくさん時間を取ってくれる人がいたらなあ!」と願います。 そしてとうとう誕生日当日。パシは誕生日プレゼントとして今までの願いを全ておじいちゃんウサギとおばあちゃんウサギにかなえてもらいます。たくさん、新しくて素敵なお話を聞いて、たくさん遊んで・・・。 誕生日は1年で最も重要な日で、その日にパシは今までで一番良い日を過ごします。人にとって誕生日とは特別なもので、その日を大切に、楽しく過ごすことは良いことだ、と改めて思う絵本です。 (片山有)