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わのフィンランド > 本 Book > 絵本 > Heli Hieta
絵:Heli Hieta
文:Kaarina Helakisa
235×296mm 32頁
1999年
OTAVA刊
ある国のお姫様が病気にかかってしまいました。それまで、人々は太陽の光と緑あふれる森、そして豊かに実る作物に囲まれ、健康で幸せに暮らしていました。ところがお姫様が病気になってからというもの、お城の上には悲しみを伝える旗が1日中たなびきつづけ、王様はぶっすりとふさぎこみ、国の人々は悲しみに暮れました。王様はお姫様の病気を治すために、国中からお医者様を集めることにしました。たくさんのお医者様が集まりましたが、どのお医者様もお姫様の病気を治すことはできませんでした。そんなある日、見知らぬ土地からなんとも奇妙な男がやって来ました。男は「あること」を条件にお姫様の病気を治してみせようと約束します。王様は藁にもすがる思いで男の言うとおりにしたのですが………。頭から足のかかとまで、両腕を伸ばしたぐらいに大きくて、美しいばら色の翼。 このお話は全ての女の子とそのお母さんに向けた、飛ぶ力を手にした少女の魅惑的なお話です。 (堀川智子)