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わのフィンランド > 本 Book > 絵本 > Jaana Aalto
絵:Jaana Aalto
文:Marjut Hjelt
215×265mm 96頁
2000年
SKS刊
森と湖の国と形容されるフィンランドは、国土の70%近くが森。そんな、フィンランドには、森に育つ木々、ベリーや花、森に住む動物や鳥、湖に住む魚や虫たちにまつわるお話や魔法が驚くほどたくさん伝えられています。もちろん、森に住む森の精や妖怪たちのお話も。ヤーナ・アールトのイラストは、生き物たちが自然の中にいるそのままを表現しているものがほとんど。フィンランドの自然の中で、彼らが息づく様子が淡々と描かれています。時折挿入されている、1ページを使って描かれた絵では、ごく当たり前のフィンランドの四季折々の風景が映し出されています。同じ地球にありながら、日本とは、こんなにも見える風景、空の色、森の緑や湖の反射も違うのだということを感じていただけると思います。数あるお話や言い伝えの中から、ことわざの一部をご紹介しましょう。森には耳、湖には目。もみの木に笠がたくさんなる年は、ライ麦がきっと豊作に。枝から枝へリスは飛ぶ、口から口へうわさは広がる。夏の訪れを告げるはカッコウ、温かさを連れて来るはつばめ。(上山 美保子)