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絵/文:Oili Tanninen
22x21.5cm 96頁
2007年
OTAVA刊
(※ただいま、出版社在庫切れです。)
ヌンヌシリーズが最初に発表されたのは、1960年代のことでした。アニメーションにもなり、とても人気のあった作品です。既刊を再評価する「本のフクロウ賞」(Kirjapöllö -palkinto)」の2007年度候補となったことから、シリーズ全3作を収めた合本となって復刊されました。作者オイリ・タンニネンの作品は、絵本『ボタンくんとスナップくん』などいくつかが日本にも紹介されています。
表題作のほかに収められている2編は、次のようなお話です。
「ヌンヌ そらをとぶ」ヌンヌは、ホップが発明した強力なのりで背中に蝶々のような羽根をつけてもらい、空へ舞い上がります。目指すは、時間を管理するミス・タイムが住む、ひみつの時計台です。
「ヌンヌ おっこちる」ヌンヌとブツクサが木の上でねむっていると、教授の車が木の幹に衝突。ヌンヌは落っこちるわ、教授は衝撃で記憶を失うわ、ブツクサのだいじな帽子がなくなるわ、てんやわんやの大騒動になります。
3人のとぼけた掛け合いがなんともユーモラスなこの作品は、コラージュを駆使したイラストの魅力もまた大きく、大人も子どもも楽しめる絵本です。(古市 真由美)
初版年:ヌンヌ「NUNNU」1965年、
ヌンヌ そらをとぶ 「Nunnu lentaa」1966年、
ヌンヌ おっこちる 「Nunnu putoaa」1969年