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小さなトロールと大きな洪水 Muumit ja suuri tuhotulva
絵/文:Tove Jansson
151×215mm 56頁
(1945年)2001年
WSOY刊
(モノクロの挿絵) 「小さなトロールと大きな洪水」、1939年あの大きな戦争がやってきた冬にトーヴェが抱き始めた最初のムーミン物語です。・ ・・突然 なにか「昔々あるところに・・・」という言葉ではじまるようなものが書きたくなった。しかしそれは王子やお姫さまがでてくるのではない。そのかわり私が選んだのはちょっと怒りっぽいところのあるあのお気に入りだった。私は彼をムーミントロールと名づけた。と、あります。そして彼女の初めて書いたこのムーミンシリーズ1作目は子供の頃トーヴェ自身が読み愛したお話の影響が随所に見られると語っています。 ムーミンとムーミンママは ある日いなくなってしまった冒険好きのムーミンパパを見つけるため旅に出かけました。臆病者のスニフや、チューリップの花から出てきた妖精と出会い、一緒に怖い目に遭ったり、お菓子の国を作った紳士に助けられたりしながら旅は続きます。最後は・・・、トーヴェは私の物語で始めてのハッピーエンドとうれしそうですよ。 (永井涼子)
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